2022年1月28日金曜日

節分のイワシについて


節分といえば「豆まき」や「恵方巻き」ですが、奈良県を中心とした西日本等の地域では焼いたイワシを食べ、玄関先に飾る風習があります。

★はじまり
起源は平安時代まで遡り、日本では「季節の変わり目には邪気が入りやすい」とされており、節分の鬼もそこからきています。
当時、旧暦の大晦日にあたる節分に魔除けとして門口に「しめなわ」を用意し、そこに「柊の枝」と「ボラの頭(なよし)」を刺して飾る風習があったようです。
ボラの頭がイワシの頭に変化しているが、この風習が節分のイワシの起源だそうです。
いわしの頭に柊の枝を刺したものを、「柊鰯」と呼びます。「柊の尖った葉」と「イワシのにおい」は鬼が嫌がるものとして知られていたことから、「家に鬼を寄せ付けないように」との意味があるそうです。
★飾り方
起源を知るとやってみたくなるものです。
魔除け、鬼除けの意味があることから、玄関や軒先に飾るのが良いとされています。
作り方は焼いたイワシの頭を葉がついた柊の枝に刺すだけです

★処分の仕方
魔除けをそのままゴミ箱に捨てるのは気が引けるものです。なので、紙に包み塩で清めてから捨てるのが一般的なようです。

★さいごに
節分の時期、モリタ屋水産コーナーでは恵方巻きと共にイワシの塩焼きや、焼く用の塩いわしなどを販売いたしております。
是非ご利用くださいませ。